
店舗の前を通る人に「ここにお店がある」と認識してもらうためには、壁面看板のデザインと視認性が重要です。
どれだけ魅力的な商品やサービスを提供していても、店舗の存在や業種が伝わらなければ、来店のきっかけをつくることはできません。
特に壁面看板は、建物の外壁という大きなスペースを活用できるため、店舗名やロゴだけでなく、業種やサービス内容まで伝えられる重要な販促ツールです。
一方で、
- 「せっかく看板を作ったのに目立たない」
- 「遠くから見ると文字が読めない」
- 「情報を入れすぎて何の店か分からない」
- 「昼間は見えるけれど夜になると見えない」
- 「デザインにはこだわったのに集客につながらない」
といった問題が起こることもあります。
そこで本記事では、目立つ壁面看板を作るための7つのポイントを中心に、デザインの考え方、素材・照明の選び方、設置時の注意点、看板業者選びまで詳しく解説します。
壁面看板の新規製作やリニューアルを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
壁面看板のデザインが集客に重要な理由
壁面看板の役割は、単に店舗名を表示することだけではありません。
「何の店なのか」
「どこにあるのか」
「どのようなサービスを提供しているのか」
を短時間で伝えることが重要です。
例えば、ビルの2階にある店舗の場合、1階部分から店舗の存在が分かりにくいケースがあります。
このような場合でも、道路や歩道から見える壁面に看板を設置することで、店舗の存在を認識してもらいやすくなります。
つまり、壁面看板は「店舗を見つけてもらうための案内役」であると同時に、店舗のイメージを伝える広告媒体でもあります。
だからこそ、壁面看板を製作する際は、単に「きれいなデザイン」にするだけでなく、実際に設置した場所からどのように見えるかを考えてデザインすることが大切です。
目立つ壁面看板を作る7つのポイント
ここからは、壁面看板のデザインで特に意識したい7つのポイントをご紹介します。
1.設置場所と視認距離から文字サイズを決める
壁面看板のデザインで最初に考えたいのが、どこから見られる看板なのかという点です。
歩行者向けなのか、道路を走る車から見せるのかによって、必要な文字サイズや情報量は変わります。
例えば、店舗のすぐ前を歩く人向けの看板と、道路の反対側から見てもらう看板では、適したデザインが同じとは限りません。
遠くから見せる場合は、細かな説明文を増やすよりも、
- 店舗名
- ロゴ
- 業種
- メインサービス
- 簡潔なキャッチコピー
など、重要な情報を大きく表示することがポイントです。
看板を製作する前に、実際の道路や歩道からどの程度の距離で見られるのかを確認しましょう。
2.背景と文字のコントラストを意識する
どれだけ大きな文字を使っても、背景と文字の色が近いと読みにくくなります。
そこで重要になるのが、背景色と文字色のコントラストです。
例えば、背景と文字を同系色でまとめる場合でも、明度や彩度などの差をつけることで視認性を確保できます。
また、文字の周囲に縁取りや影を入れることで、背景に埋もれることを防ぐ方法もあります。
ただし、「目立たせたいから何色も使う」という考え方では、かえって情報が分かりにくくなることがあります。
使用する色をある程度絞り、店舗のブランドイメージと視認性を両立させることが重要です。
3.伝えたい情報を絞り込む
壁面看板では、情報量を増やしすぎないことも重要です。
「せっかく大きな看板を作るのだから、できるだけ多くの情報を載せたい」と考えてしまいがちですが、情報を詰め込みすぎると、通行人が短時間で内容を理解できなくなります。
壁面看板では、まず、
を決めましょう。
例えば整体院なら、
「整体院」という業種と店舗名を大きく表示し、その下に代表的なサービスを簡潔に掲載する、といった構成が考えられます。
看板はチラシやWebサイトとは役割が異なります。
詳しいサービス内容をすべて説明するのではなく、興味を持ってもらい、店舗やWebサイトへ誘導するための情報に絞ることがポイントです。
4.フォントは「おしゃれさ」より「読みやすさ」を優先する
看板のフォント選びでは、デザイン性だけでなく読みやすさを重視しましょう。
個性的なフォントは店舗の雰囲気を演出できますが、文字が細すぎたり、装飾が多かったりすると、遠くから読みにくくなる可能性があります。
特に店舗名や業種名など、看板の中でも重要な情報には、視認性の高いフォントを使用することがおすすめです。
デザイン性を出したい場合は、重要な情報は読みやすくし、装飾的な要素はロゴやアクセントとして使うなど、役割を分けるとよいでしょう。
5.店舗のイメージに合ったデザインにする
「目立つ看板」と聞くと、派手な色や大きな文字をイメージするかもしれません。
しかし、目立つことだけを優先すればよいわけではありません。
例えば、高級感を重視する美容室と、親しみやすさを重視する飲食店では、適した色やフォント、写真の使い方は異なります。
壁面看板は店舗の外観の一部になるため、
- ロゴ
- コーポレートカラー
- 店舗の内装
- 商品・サービス
- ターゲット層
- 建物や周辺環境
などとの統一感を意識することが大切です。
6.昼間だけでなく夜間の見え方も考える
飲食店や美容室など、夕方以降も営業する店舗では、夜間の視認性も重要です。
昼間は自然光によって見やすい看板でも、夜になると周囲が暗くなり、文字やロゴが見えにくくなることがあります。
夜間にも看板を見せたい場合は、
- スポットライトなどの外照式照明
- 内照式看板
- 照明付きの立体文字
- バックライト
などを検討できます。
照明の有無だけでなく、どの部分を照らすのか、周囲の明るさとのバランスはどうか、といった点も重要です。
店舗の営業時間や周辺環境を考慮し、昼と夜の両方で見やすい壁面看板を設計しましょう。
7.デザインだけでなく素材・耐候性・施工方法まで考える
壁面看板は屋外に設置するため、デザインが完成すれば終わりではありません。
太陽光、雨、風などの影響を受けるため、使用する素材や表面加工についても検討する必要があります。
例えばプレート看板の場合、アルミ複合板などの板材に屋外用のシートを組み合わせる方法があります。
また、用途や設置環境に応じて、耐候性を考慮したインクやラミネート加工などを選択することもあります。
さらに重要なのが施工方法です。
看板のサイズや重量だけでなく、設置する壁面の材質や下地の状態などを確認したうえで、適切な固定方法を検討する必要があります。
「目立つ看板」と「見やすい看板」は違う?
壁面看板では、単純に派手にすればよいわけではありません。
重要なのは、目立つことと、内容が伝わることの両立です。
例えば、
- 文字を大きくする
- 色のコントラストを高める
- 情報量を減らす
- 余白を確保する
- 店舗名や業種を強調する
- 設置場所に適した照明を使う
といった工夫によって、視認性を高められます。
壁面看板のデザインで失敗しないための注意点
デザインデータだけで判断しない
パソコンの画面上では大きく見えていても、実際に壁面へ設置すると小さく感じることがあります。
また、周囲に建物や看板、街路樹などがある場合、想定していたよりも看板が目立たなくなるケースもあります。
そのため、可能であれば設置場所を確認し、実際の視線からどのように見えるかを想定してデザインすることが重要です。
周辺環境とのバランスを考える
店舗の壁面だけを見るのではなく、道路、隣接店舗、周辺の建物なども含めて考える必要があります。
周囲に看板が多い場所では、単純に大きくするだけでは埋もれてしまうこともあります。
逆に、住宅地などでは過度に派手なデザインが周辺環境と合わない可能性もあります。
設置場所に合わせて、サイズ・色・情報量を調整しましょう。
屋外広告物に関するルールを確認する
壁面看板を設置する場合、地域や設置場所、看板の大きさなどによって、自治体の屋外広告物条例などが関係する場合があります。
また、テナントの場合は、建物所有者や管理会社への確認が必要になる場合もあります。
看板製作を進める前に、必要な許可や申請について確認しておくことが大切です。
壁面看板は「デザイン+製作+施工」の一貫対応が重要
壁面看板を成功させるには、デザインだけでなく、製作や施工まで含めて検討する必要があります。
看板印刷.comでは、看板の製作に必要な印刷・加工を行い、壁面看板の仕様についてもご相談いただけます。
「どの素材を選べばいいか分からない」
「店舗に合う看板サイズを相談したい」
「壁面に取り付けられるか確認したい」
「デザインから相談したい」
といった場合も、設置環境や用途を踏まえて検討することが大切です。
看板を初めて製作する場合は、デザインだけでなく、素材・加工・施工まで相談できる業者を選ぶことで、完成後のイメージとのギャップを抑えやすくなります。
壁面看板のデザインに関するよくある質問
Q.壁面看板はどんなデザインにすると目立ちますか?
A.文字サイズ、色のコントラスト、情報量、設置場所などを総合的に考えることが重要です。
単純に派手な色を使用するのではなく、遠くからでも店舗名や業種が分かる、シンプルで見やすいデザインを意識しましょう。
Q.看板に載せる情報は多いほうがいいですか?
A.必ずしも多いほうがよいとは限りません。
通行人が短時間で内容を理解できるよう、店舗名・業種・主要サービスなど、特に伝えたい情報に絞ることがポイントです。
Q.壁面看板は夜でも目立たせられますか?
A.可能です。
外照式照明や内照式看板、照明付きの立体文字など、設置場所や看板の仕様に応じた方法があります。
Q.壁面看板のデザインだけ依頼できますか?
A.業者によって対応範囲が異なります。
デザインだけでなく、看板の製作や設置まで相談できる業者であれば、設置環境に適した素材や仕様についても検討しやすくなります。
Q.壁面看板の費用はデザインによって変わりますか?
A.変わる場合があります。
看板のサイズや素材だけでなく、デザインの内容、特殊加工、照明の有無、施工方法などによって費用は変わります。
正確な費用を知るためには、希望するサイズや設置場所、デザインイメージなどを伝えて見積もりを依頼することをおすすめします。
まとめ|集客につながる壁面看板は「見た目」だけで決まらない
壁面看板のデザインで集客力を高めるには、単純に派手なデザインにするのではなく、「誰に、どこから、何を伝えるのか」を考えることが重要です。
今回ご紹介した7つのポイントをまとめると、
- 設置場所と視認距離から文字サイズを決める
- 背景と文字のコントラストを意識する
- 伝えたい情報を絞り込む
- フォントは読みやすさを優先する
- 店舗のイメージに合ったデザインにする
- 昼間だけでなく夜間の見え方も考える
- デザイン・素材・耐候性・施工方法まで考える
ということになります。
さらに、実際の壁面看板では、デザインだけでなく、設置する壁面の状態や周辺環境、使用する素材、施工方法なども重要です。
看板印刷.comでは、店舗や企業の用途に合わせた看板製作についてご相談いただけます。
壁面看板の新規製作やリニューアルをお考えの方は、まずはお気軽にお問い合わせください。
店舗の立地や設置環境、希望するデザインなどを踏まえ、目的に合わせた壁面看板をご提案させていただきます。






